ロッキーvsドラゴ:ROCKY Ⅳ ― 2022年09月01日
またしても'80~'90年代の名作映画の復活。
といってもシリーズ続編ではなく再編集版。
技術面の変更は4kリマスター、アスペクト比の変更、5.1ch音響。
拳と拳がぶつかり合う音に興奮増強。
内容はS・スタローン自身が長年手直ししたかったらしく、
コロナ渦の中 時間ができた事で念願叶ったとの事。
ストーリーそのものに変化は全く無く
未公開シーンを足して上映時間を延ばしたのでも無く
オリジナル版にあったモノを削って未公開シーンで埋めた感じ。
細かな部分は省いて特に気づいた再編シーンはというと
・オープニングでアイ・オブ・ザ・タイガーが流れない
・過去の存在となったアポロの心境
・アポロvsドラゴ戦がオリジナル版より長く感じた
・ロッキーの弔辞がオリジナル版=冷静 本作=泣きじゃくり
・ロッキー ドラゴ戦を協会に直談判
・ロッキーvsドラゴ戦 オリジナル版よりちと長い??
・ラストシーンがゴッソリ入れ替え
あとロッキー宅のメイドロボ全カット
流れ弾で絡んでる息子とポーリーの出番もかなり少なくなった。
ドラゴの妻もかなりカット ほとんどセリフ無し
大きくまとめると、ファイターとしてのアポロの誇りや葛藤と、
闘うにつれ変わっていくドラゴの表情、表現が
オリジナル版よりも深く感じられました。
とにかくラストのソ連高官の振る舞いの違いには驚きました。
新規に撮り直すのは不可能なので、
別バージョンも撮っていた という事でしょうが、
「今のロシア情勢を未来視でもしていたのかスタローン?!」
とでも言ってしまいそうなラストです。
まぁそれ故正統続編である『クリード/炎の宿敵』での
ドラゴの惨めな境遇にピッタリと繋がる事になるのですが。
オリジナルと再編集版 どちらのラストが感動するか といえば
優劣抜きとして やはりオリジナル版でしょうか。
本作は息子の存在感薄いので笑
どちらにしても熱き物語に興奮し、
感動したのは35年前と変わりませんでした♪
※JBの『Living in America』を劇場でまた聞けただけでも大満足☆
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